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| 明和電機『魁 明和電機』 さきがけ、である。さきがけ。 何と言っても1曲目であろう。「ツクババリバリ伝説」。早口言葉で はない。ケミブラも真っ青のテクノとロックと歌謡曲と童謡の見事な融合をミクロ的(?)解釈で日本に撃ち放った痛恨の一曲。これでお父さんのトイレの臭いも解決ね!そうかい?あははははははははは! んで、4曲目の、「君はエプロン僕はパンタロン」。一瞬高野寛の曲かと思ったが、いやいや、坂本龍一だった。君はエプロン僕はパンタロン。君はエプロン僕はパンタロン。君はエプロン僕はパンタロン。 叙情が溢れ出す。森が生き返る。星が笑い出す。 スキの無さではペイヴメント並み。歌いやすさではオアシス並み。 コーラスセンスではビートルズ並み。脱力感では、つげ義春並み。 text by ジョン
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| 明和電機『提供 明和電機』 御存じ明和電機の1st。当時高校3年生だった僕は、このアルバムを聴いて貞操を捨てた(ウソ)。なにしろ田舎に住んでたもんで、市内のレコード屋6軒のうちに、たった1軒にしか置いてなかったという事実を背に、初めて僕がアングラに触れた1枚なのである。 ジャンルは、「ツクバ」。これぞ日本の音楽界が戦後初めて、ジャンルのアイデンティティーを獲得した一瞬であり、またそれは永遠でもあった。えー、こんなことはどうでもいい。 ファンのホームページを覗いてみると、「木製テクノ」という呼称も用いられているが、いやいや、「ツクバ」なのである。つくば。 明和電機をあなどっていると、そのうち痛い目に会う。なぜか年金が給付されない、とか。条例で犬を「いぬ 」と呼んではいけない、とか。 text by ジョン
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| Mogwai『Come on die young』 俺レビュー書くの苦手なんだなぁこれが。まあいいや。 極貧にもかかわらず、強迫観念に勝てずよだれを垂らしながら買ったアルバム。 それほど、モグワイは強い磁場を発しているのだ。 ギターサウンドの何年か先を行っているにもかかわらず、この時代を見事に表している。例えばガイドライン法案のように。 えー、僕は近くの工場地帯を自転車でドライブ(?)する時には、このアルバムをBGMにしてます。そして空き地や公園に近付くと、ヘッドフォンをはずして、ただボーっとします。 無機質と有機質の狭間で漂うのが好きな人間には、たまらないアルバムでしょう。つまり、そういうこと。 text by ジョン
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| Mogwai『Young team』 地平線に向かって超高速で移動しているような音。なんかね、風景が風景画とはならずに風景のまま襲ってくるような音。 わかんねぇかなぁ。まあいいや。で、最後の「mogwai fear satan」は、異常なほどすばらしいです。 この曲さえあれば蚊取り線香が無くても許せます。 風鈴と浴衣の女の子は譲れないけど、えー、とりあえず、死ぬ 時にはこの曲で最期を飾りたいです。 で、三途の川をエッサホイサ渡ってる時には、ヴァーヴ、と。 このアルバムを聴くと自分の居場所を捜しに出かけたくなるのはどうしてだろうね。 ちゃんと部屋があるのに。 完全な居場所を求めたくなる衝動に駆られるのはどうしてだろうね。 まあその原因がわかんないからいいんだろうけどね。 コアラのマーチがコアラのマーチであるように、「外」は「外」であるのであって、それが故に、このアルバムは向かっているのだろうよ。 向かうというのは前提も原因も含まない。 そもそもそんなに必要じゃない。 text by ジョン
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| Mogwai 『Rock Action』(2001
/ Southpaw) ごくまれに何とも言えないショックを受けることがあるけど、2年前、このMogwaiというバンドが僕にとってそうであった。 大きな闇の中のバラードが一つの「歌」という物語を作り上げ、感動の結末へと届けてくれるようです。 とうてい到達できそうにない複雑な巨編の取り決めが、よりシリアスな音のアクションにより、Mogwaiにはいとも簡単そうに構成されてしまう。 静かな巨人が見せつけた成長する音学には、Rockの中の新しい生命体、つまりポストロック的フロンティアな部分を絶妙な時期に、与えてくれました。 今年の問題作間違いなしです。 新譜では、彼らの伝家の宝刀とも言えるあの静寂からの暴挙を全く使用せず、穏やかな流れを重奏により表現していたり、言うまでもなく歌モノが多かった事に、最初は凄く驚いたけど、これはこれで気持ちの良いサウンドが1曲1曲精密に構成されて、まるで映画音楽のように聴こえてくる。 同じ事が言えるのは彼らの新しい事への実験的な挑戦的精神はなんら変わっていないということ。 やはり彼らは素晴らしい。 歌モノが増えた中、SFAのGruff Rhysが参加した曲なんかは今までのMogwaiには絶対あり得なかった一面 だけにすごく面白いと思うんだけど。 でも5曲目の「You Don'T Know Jesus」が一番かな(笑) 熱烈なMogwaiファンには初期サウンドとの違いから、賛否両論が起こりそうなそんな構成だけど僕は好き、いや凄い作品だと思う。 2001.4.10 text by カズキ
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| MOVER『MOVER』 ムーヴァー、ムーヴァー、ムーヴァー、ムーヴァーーっと。 俺のハートにダイビングキャッチしたぜこの野郎。俺とMOVERとの出会いは、衝撃的なスローモーションだったのでした。 98年4月に我々アホ3人(ドベルソン改めドベルソン、かずき、おかちゃん←当時新婚1年半)はとあるEVENT『SNOOZER』に行きました。そん時にかかったのがMOVER。このアルバムだとM2『MOVE OVER』か、M1『KICK THE BEAM』がかかったはず。これがビックラこいたね。カッコよくて。すげー俺ごのみ味ごのみ間下このみって感じ。マジで。「ムーヴァーか。要チェックせないかんな。」と思って、俺はBAYSIDE JENNYを後にしました。それから1ヶ月後のある日、フラっとあるCDのチェーン店、H●Vに立ち寄った所、Moverのアルバムを発見!「要チェックや!!」と思った俺は試聴のヘッドホンをした途端、失禁してしまいまちた。そんぐらいのヤバさ。タマんないね。イイね。ツイてるね、ノッてるね。 アルバム全体をとっても、すごい調和のとれたいい出来映え。 マジで新人とは思えないメロディのよさ。まじで日本人とは思えないコーラスのよさ。(注:イギリス人5人組です) そして、何よりも音にソウルがあるね。グレイトだね。義太夫だね。 とりあえず、M1やM2は、俺が語るまでもなくいい曲なので 今回は書かずに、別の曲を紹介しまーす☆ M4「SAMBA DIABLO」は、今年に入ってから急に気に入りだして、俺のテープのヘヴィローテーションになってきた曲だ。 サンバとか、ラテンのリズムが大好きな僕ちゃんは、まずイントロのパーカッションでグッときた。この曲は、オープンカーで海沿いをドライブしながら、浜風を浴びながら聞きたい、そんな曲ッスね。 その海辺がトキメいていようがピチピチであろうが、この曲を聞けば、心はカリフォルニア・ドリーミング、まるでそんなメロディ。 んで、ギターの音と、ヴォーカルのサム・ヘイゼルディーンのハスキーでソウルフルな声が、切なさを誘って、なんか胸がキュッとなる曲。 そのドライブ中に、空に少し雲が出てきたかな。この曲の終わりには、そんな郷愁をも彷彿させるんだけど、分かるんだ。 その雲の向こうには、幾重にもなる虹が待ってるんだ。この「SAMBADIABLO」は俺に16歳の夏のあの恋を思い出させてくれた。 ただ、この曲名の由来が、教科書の名前だったのが、今さらジローだったね。M9「CLASSIC NO.9」、これもお気に入りの一つやね。 9番目に作ったから「NO.9」って、ナイスやね。ナイスショットですね。 コーラス部隊が大活躍でいいッス。うーん、歌詞も前向きな感じですごく好き。 テンポが落ちていく時、オイラの心もフォーリンラブって感じ。 柔らかいコーラスに抱かれて、身を委ねて、こんな夜も、いいんじゃない?っていうか、そんなんでいいの?俺のディスクレビューって。 この曲は、俺が去年「98年、クリスマスのテーマソング」と、勝手に心の中で決めて、めっちゃよく使いました。全体通して冬っぽくて、 クリスマスっぽい感じがするでしょ。なんか。降り始めた雪の中、両手を広げてくるくる回りながら歌ってる感じですね。 ただし俺が。 最後にまとめますと、春夏秋冬ムーヴァーって事で。 ムーヴァーは、あなたの心のそばにいつもいます。 R&Bからポップまで、幅広くファン層をゲットする、ムーヴァーの時代が来たね。なんか。 text by DOBERSON
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| Mum 『Yesterday was dramatic - today is
ok』(2001 / TVT) かれこれもう、1年くらい探していただろうと思える僕の去年どうしても欲しかったアルバムの一つ。というのも最近、再プレスされてやっとのこと買えたのです。ウチのデルタのDj陣も買ってました(笑)アナログ再発でほんと嬉しいです。 MumはIceland出身。内容を聴いていただければたぶん、ハッとすることでしょう。同郷のSigur Rosが好きであれば、きっと何か感じちゃいますよ。 とはいうものの、全体的には全くSigur Rosとは違うんですけどね、音は。 そういえば、Sigur Rosの「Von」のリミックス盤でMumがリミックスしててカッコイイって言ってたなと思い出しました。 とにかく今までに無い世界がこのアルバムの中に凝縮されていて、気分はもう夢心地。何もかも放り投げて、いつの間にか、この世界に浸っている自分がいる。 音をやっている方には確実になにか届くはず。もっと日本のバンドにも聴いてもらいたい、是非このアルバムを手にとってもらいたいと思う。 僕のお薦めは、「The Ballad Of The Broken Birdie Records」泣きそうです。 2001.6.1 text by カズキ
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